あけましておめでとうございます。旧年中は誠にお世話になりました。今年もどうかよろしくお願い致します。
お店のカウンターに立っていると、年の暮と明けの時期にはよくされる質問があります。暮れには「今年はどんな年だった?」明ければ「今年の抱負は?」と。1日隔てるだけで「今年」の位置づけが変わる不思議な感覚を覚えながら、そういえば昨年の抱負は「何事も一つずつ着実にやり遂げる」というものだったことを思い出しました。兎角性格が大雑把な私が、一個一個の物事を丁寧に扱うという想いで掲げた抱負でした。
そうして過ごした2019年、暮れに「今年はどんな年だった?」と尋ねられ、何か変化や今年を物語る出来事はあったかなと反芻してみました。すると、歩みが一つずつ過ぎて変化があったのか自覚できていないというオチなのです(笑)下四半期は呼吸をしていたら過ぎていたくらいにあっという間に終わってしまった感覚で、何か出来ていたのか。。。
一抹の不安を感じつつも今年はまた新たな一廻りが始まる「子年」、たとえ「牛歩の如く」でも来年に繋がるよう歩みは止めずに進んでいきたいです。
さて、2020年の最初のオススメは、私のファミリーが関わるワイナリーです。
Mill’s Reef Winery Estate Chardonnay ; Elspeth Syrah
「十数年前、ふとしたことからニュージーランドに住むことになり、初めて飲んだニュージーランドワイン。おいしくて驚いたのを今でも覚えています。フランスやイタリアのワインと比べると、圧倒的に日本での流通量が少ないニュージーランドワインですが、とても豊かで恵まれた環境で素晴らしいワインが造られています。『おいしい』感動を、皆さんにも伝えたい!!という思いではじめたEYNトレーディング。 ニュージーランドのワイン好きが増えるきっかけになれば嬉しいです。」
これは、今回おすすめするミルズリーフワイナリーの輸入元であり、私の従姉妹でもある「ゆかちゃん」と旦那様の「えばらさん」の会社「EYN TRADING株式会社」の冒頭に書かれる彼らの想いです。
何が嬉しいというと、私がワインの世界に入ったきっかけもニュージーランドワイン。子供の頃遊んでもらったおねえちゃんが、今同じワインの世界でお仕事をして、きっかけまで一緒だなんて少しくすぐったい感じがします。
初めてこのミルズリーフのワインを飲んだのは3年前でした。当時まだ輸入を始めたばかりだったミルズリーフのワインをえばらさんがサミュゼのカウンターにたくさん持っていらして、某社のバイヤーさんと一緒にテイスティングをしました。何故か私まで緊張して、グラスを持つ手が湿っていたのを思い出します。えばらさんからワインを扱うようになった経緯と想いを聞き、そうしてサミュゼのワインリストに「ミルズリーフ エステートシャルドネ」が加わりました。
今日サミュゼには世界のワインがたくさん置いてあるのと、中でも私自身の好みでニュージーランドワインは手にとっておすすめする機会が多いのであまり感じていませんでしたが、確かに彼らのいう通り、日本の市場においてはフランスやイタリアのワインに比べるとニュージーランドワインは少ないです。ですが、日本の様に海に囲まれる島国で縦に長い国土、似た条件をもつニュージーランドのワインは、日本食との相性がとても良いのです。
面積で言うと日本は約377㎢、ニュージーランド約270㎢とおよそ1/4ほどの差しかありません。島国は平方で言うと大陸に比べて小さく感じますが、その土上には山もあり、特性上、海を味方に素晴らしい気候を持ちます。
年末はなにも問題なく帰省でき(9月メルマガをご参照ください)実家で飲むワインはオセアニアのものを選ぶことが多いのですが「あ、これ美味しいね!」と母の反応が良いのもやはりニュージーランドワイン。まさかこれはファミリーの傾向?と思いながらもワインの世界でお仕事する人にも、家族でただ楽しく飲む人にも「おいしい!」というシンプルな想いを届けてくれるニュージーランドワインがやはり私は大好きです。
下記、URLからアクセスいただくとミルズリーフを始め、彼らの扱うワイナリーの詳しい情報が載ってますのでぜひご覧ください!
https://eyntrading.jp/
お得な情報や、今はまだ準備中ですが輸入元だからわかるフードペアリングなども教えてくれますよ。 |